僕、26歳にして株式投資をはじめました(唐突)。
老後の資金に5000万円必要(おそらくそれ以上)といわれる昨今、20〜30代の若い世代からすると、お金に関してはかなりの不安を抱えているのではないでしょうか?
今回はその対策としての株式投資について、僕の考え方と実際に運用するに至った経緯について書いていきます。
結論から言うと、30年の長期投資で1000万円の利益をあげることも難しくありません。
※今回は株式投資を進める内容ではありますが、実際に投資するのはあなた自身のお金になります。損害が出たとしても自己責任なのでそこはご了承ください。
投資は怖い?
皆さんは株式投資についてどんなイメージをお持ちでしょうか?
おそらく多くの方はパチンコや競馬などのギャンブルに近いイメージをもっているでしょう。もしくは金持ちの道楽などというイメージでしょうか?
正直言うと私も2、3年前まではそういうイメージをもっていました。
どうしてそんな印象を持っているかというと、親や祖父母世代の影響が大きな要因だと思います。
昔は今よりもずっと金利が高く、投資なんてしなくても銀行に預けるだけでお金が増えました。お金を動かさなくても儲かった時代です。羨ましい限りですね。さらには、就職さえできれば余程のことがない限り老後まで安定して生活ができていました。
そんな時代があったからこそ、日本全体が投資へ躊躇する雰囲気になっています。
しかし、銀行に預けてもお金が増えない今、口座にいれて動かさないお金は経済から切り離されたニートのようなものです。これを上手く扱うことができれば、将来的に少なくない利益が得られます。その手段が投資です。
株式投資とは
株式投資は簡単に言うと、会社の株を買うことで会社を支援し、会社が成長した時に株価上昇分の利益や感謝としてお返しを受け取る仕組みです。もっと大きく言えば、社会経済にお金という燃料を注ぐことで、活性化した経済から利益を得る仕組みになります。
では、どうして儲かるのかという話ですが、株といってもいろいろな方法があります。
株価の変動で儲ける
1つは株の値段は会社の業績や世の中の状況によって変化するため、安く買って高く売ることで、その差額で儲ける方法です。短期的に売買を繰り返す方法(短期投資)と長期的に保有して、最後にそれを現金に換える方法(長期投資)がありますが、今回の話のメインになるのが長期投資になります。
例として、まず100円で売っている株を買います。株価が変動した後に101円で売れば、1円の儲けになります。
価格としては安いですが、比率としては1%なので、もし100万円分買っていれば1万円の利益となります。
例を見ればわかるとおり、株では資産を多くもっているほど大きな額を儲けることができます。
配当金や株主優待で儲ける
株を持っていると種類によっては配当金や株主優待を受け取ることができることがあります。こちらは先ほどと違い、もっているだけでお金や金券(サービス券などの場合も)をもらえます。こちらも保有株の価値次第で利益が変わるので、資産をもっているほど大きな額を儲けることができます。
どちらにせよ、株を保有することが株式投資のスタートとなります。最初の資金としては10万円からでも十分です。
20代からはじめる株式投資
いよいよ本題になりますが、株式投資には複利効果と呼ばれるものがあります。これは長い間投資すればするほど少ない利益が積み重なって大きな利益となることをいいます。
具体的に次の表で説明します。
これは私が投資をはじめる時にExcelで作成した表になります。
1年目の投資金額を100万円に設定し、年間20万円(月2万)ずつ預金代わりに投資する計画を立てました。無理のない利益率として今回は6%で計算しています。現実的な値としては5%前後が妥当だと思います。
これで計算すると、1年目には100万円→106万円になります。
次の年には106万円に20万円足して146万円の資金を運用します。これに6%の利益が出るとするとこれが133.56万円になります。
これをどんどん繰り返していきます。
ここからが重要なところで、この方法の重要な要素が時間です。先ほどの表の続きで31年間運用したとします。
20代からはじめて50〜60代で受け取る計算です。
すると次の表のような運用結果になります。
なんと30年後には700万円の原資で2284万円になります。単純計算で利益が1500万円です。
このように、表を参考にして計画と目標値を決めていきます。
例えば、年利6%で物足りないなら年利7%にしたり、年間の追加資金を増やします。1年間運用して年利6%が難しいなら、計画を見直すなど、運用しながら無理のない計画を立てることが重要です。
老後資金が5000万円とすると、1500万あれば30%程度を補えることになります。預金だと増えないはずのお金が増えると思うとかなり大きいです。
それでも株は怖い
ここまで株式投資のメリットばかり書きましたが、もちろん株価が下がって損することもあります。結局利益が出るかは個人の実力によるものですが、想定している利率が数%と低いのである程度勉強すればそんなに難しくはないです。そもそも、経済規模が拡大すれば、長期的に見れば基本的に株価は上がり続けます。
リーマンショックやコロナショックレベルの社会の変化がない限り、長期的に大きく株価は下がりません。実際に下の画像は東証株価指数の推移になりますが、コロナショックも現在ではだいぶ株価が回復してきました。そういう時だけ気をつければ大丈夫です。むしろ短期投資については稼ぎ時にすらなるので、短期投資を重視すると安定します。
安定を求めるなら信用取引はNG
最後に注意ですが、欲を出して資産以上のお金を動かすことができる信用取引は大きな利益を得やすい分、一発で生活が壊れる損害が出る可能性があります。信用取引では資産の何倍ものお金を動かせるので、損失が出た時に資産以上の補填をしなくてはいけなくなることも……。よくある株やFXで破滅するのはこういうことが原因です。知識がないなら手を出さないようにしましょう。
繰り返しになりますが、今回想定している年利はそれほど高くないので、信用取引をせずとも十分達成できます。
プロになるような人でなければ自分の資産以上のお金は動かさないのが鉄則です。少額ずつでも増やしていけば、30年後には結構な額になるので気長にいきましょう。
とりあえず勉強してみる
といっても何からやっていいかわからない人が多いと思います。僕のおすすめはyoutubeの高橋ダンさんの初心者向けの動画で勉強することです。この人の動画は1本が10〜20分と程よい長さで、日本人の考え方に寄り添って解説されているので、かなりわかりやすいです。
もちろん他の人の本やブログなども参考にしてください。そうすることで、投資家の共通の考え方や投資のセオリーがわかります。
プロのように大きな利益を得られるようには慣れなくても、今回説明したような数%の利益ならわりとすぐに得られるようになります。実際私もまっさらな素人でしたが、半月で1%程度の利益があり、目標の年利6%(月だと0.7%)を超えるペースになっています。
これから月や年によってばらつきは出るでしょうが、今回紹介した30年で利益1500万が決して夢ではないということがわかっていただけるかと思います。
まとめ
長期的な株式投資で複利効果を活かせば十年単位で続けるだけでも十分な利益になります。それこそ20代の早いうちから投資を始めれば定年退職(いつになるのか……)には少しは楽になるでしょう。
なんにせよ最初の第一歩として、少額でもいいので実際に投資を始めるのとそれを継続することが大事です。使うのは僕のお金ではなくあなたのお金ですので、自分自身で使い道をよく考えてください。株を始めればお金が増えるかもしれませんが、逆に減るリスクがあることを決して忘れないでください。結局は自己責任です。
最後まで見ていただきありがとうございます。今後、1ヶ月ごとに僕の運用結果を報告していこうと思います。
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